平安建都以前の時代より、この紫野の地に疫病を鎮める疫神がお祀りされていました。一条天皇の御代、長保三年(1001年)に都の安寧を祈念する「御霊会」が行われ、新たに社殿を設けて三神をお祀りし、「今宮社」と称されました。京の三奇祭の一つ、鎮疫・健康を願う「やすらい祭」が有名です。西陣の氏神である「玉の輿」の語源とも云われるお玉さんの逸話により、良縁開運の御神徳でも近年多くの方が参拝されます。